弊社の開発チームは、多様な空間にスムーズにフィットするバリエーションだけでなく、タスクチェアのような快適な座り心地を備えた多目的椅子の開発を目指しました。

CCは、振り子に似た特殊な円弧運動で、体格に関わらず、座っている人を常に最適な姿勢に導くよう設計されています。
この快適な動きは、座の裏側の円弧レールとシェル背面のスライド溝の組み合わせで制御され、背座が連動したスムーズなリクライニングを実現しています。

座面の硬さが均一で、薄いクッションの椅子に座ると、太腿の圧迫から血流が悪くなったり、様々な体の不調をもたらす場合があります。そのため弊社では坐骨を逃して体を安定させるアンカーサポート機能のあるクッションを採用いたしました。
アンカーサポートで長時間座っても血流を圧迫しないため疲れにくい構造になっています。

ウレタンクッションを成形する際、成形時の材料に植物由来ポリオールを全体の25パーセント使用することで、石油由来成分の使用料を削減することに成功しました。ウレタンクッションの品質を落とすことなく、環境にも配慮できるこの技術は、日本椅子製造メーカーでは弊社のみとなっています。（特許出願中）
大気中のCO2増加と地球環境温暖化にこれからも注意を払って参ります。

弊社は日本医療大学との産学連携により、共同で分析、解析、評価を重ね、解析データに
基づいた、人々が必要としている体に優しい製品の開発に役立てています。
下の図は、日本医療大学のロビー内にCCを置かせていただき、実際に学生が座ったアンケートを解析した主観評価のグラフです。一般的な学校用の椅子と座り比べた結果を数値化しました。